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「登山地図にも種類がある!それぞれのメリット・デメリットを紹介」

「登山地図にも種類がある!それぞれのメリット・デメリットを紹介」

登山と地図は切っても切れない関係にあります。
登山計画を立てるためにも必要ですし、地図アプリには山行記録を残しておく機能もあるため、安全登山のためだけの存在ではなくなりつつあります。
今回のコラムでは登山で使用する地図の種類を紹介するだけでなく、それぞれのメリットやデメリットも簡単に解説します。

1.地図には様々な種類が存在する

地図には様々な種類が存在する

地図には用途によって多くの種類があります。
私達の生活に関わる最も身近な地図として誰もが思い浮かべるのは、スマホのGPS機能を使ったものではないでしょうか。それ以外でも駅の看板やパンフレットに乗っている小さなものなど、至る所で目にするはずです。
そういった様々な種類の地図から、登山に適したものを適切に選ぶ必要があります。

2紙製の地図

紙製の地図

紙製の地図はコンビニなどで販売されている道路地図から、火山活動への防災に利用される火山基本図まで、多種多様なものが存在しています。
その中でも登山に用いる地図として適しているのは、もちろん登山用して作成された地図です。
地形を表す等高線だけでなく、山域にある登山道のコースタイムやバスなどの運行に関するアクセス情報、分岐などのガイド情報が記載されています。
それらの情報は登山計画を練るためには欠かすことのできない情報です。

2-1.登山に適した紙の地図

登山に適した地図として入手し易いのは登山地図です。
名前通り登山に関する情報を記載した地図で、百名山などの有名な山がラインナップされています。山域ごとに地図が制作され、登山道や等高線、コースタイムなどが記載されています。
その中でも特に有名で入手し易いのは「山と高原地図(昭文社)」です。殆どの登山専門店で取り扱っており、初心者からベテランまで一度は目にしたことがあるでしょう。
ただし、マイナーな山やルートは記載されていないので、バリエーションルートなどを歩く際には少々不安があります。
そんな時に活躍するのが「地形図(国土地理院)」です。
こらちの地図は等高線や地図記号で構成され、初見ではどこに登山道があるのかも分からないかもしれません。
しかし、地形図は広い用途に用いられるため、汎用性が高いように地形だけでなく植生や地表の状態、人工物が規定の図で記載されています。そのため登山地図がないようなマイナーな山で使えるだけでなく、ヤブ、雪山、バリエーションルート、そして地形の複雑な山域に挑戦する場合には必携ともいえる地図です。
地形図は大型書店で取り扱いはありますが、webでの入手が簡単なのでおすすめです。

2-2.紙製の地図のメリット・デメリット

紙製の地図の一番のメリットは電源がいらないことです。
機器のバッテリー切れや故障といったトラブルとは無縁であることは、過酷な環境に身を置く登山では重要なことです。また、紙製の地図には自分の手で書き込むことができるので、危険地帯や迷い易い箇所など、事前に収集した情報を反映させることも簡単です。

最大のデメリットは、地図読みの知識と技術が必要なことでしょう。
コンパスと合わせることで、その機能を発揮することも初心者には、少しハードルが高く感じるかもしれません。
また、紙製の地図は改定が頻繁なものでも一年置き程度で、ユーザーの情報が即座に反映されるアプリに比べ、山域の変化への対応は即効性には欠けるというデメリットもあります。

3.スマホの地図アプリ

スマホの地図アプリ

スマホが普及し、登山専用アプリも登場しました。特に利用しやすいのがスマホのGPS機能と連動した地図アプリです。
実際に歩いた時間や距離の記録など便利な機能があり、大変便利です。特にユーザーから投稿される細かな登山道の変化を素早く地図に反映してくれるのは、地図アプリの強みでしょう。
GPSを利用して現在地を表示してくれるので、現在地を簡単に割り出せることも紙製の地図にはない強みです。

3-1.登山に適した地図アプリ

登山地図の定番として多くの登山者に利用されている「山と高原地図(昭文社)」には、アプリ版があります。紙製地図と同じ情報が掲載され、コミュニティへの投稿なども連携しており、多くの山仲間との交流にも繋がるでしょう。
形態としては通常版とホーダイ版と別れ、通常版はエリアごとに地図を買い、ホーダイ版は月額で59エリアの地図を使い放題です。

「ジオグラフィカ」は国土地理院発行の地形図を利用できる地図アプリです。他にも対応している地図はありますが、地形図が日本での登山では使い易いでしょう。
初心者には少々ハードルの高い地形図での地図読みも、このアプリを利用すればGPSとの連動で容易に行えます。
動作が軽いことも利点で、電波の届かない地域でも地図を確認することが可能。
無課金でも殆どの機能が問題なく使えますが、960円の課金で限定地図(海外用)の利用、トラックログの編集機能などが解放されます。

「ヤマップ」も上記二つのアプリ同様に地図アプリですが、登山保険や見守り機能など遭難事故に対応した機能が特徴です。
地図としての機能は他のユーザーが歩いた軌跡を地図上に表示させるなど、個性的な機能があり、未対応の山域も作成希望を出すことが可能です。
ただし、有用な機能の殆どは有料会員に限定され、無料会員は制限がある状態での使用となるので注意が必要です。

3-2.地図アプリのメリット・デメリット

地図アプリはGPS機能を利用し、現在地の確認が簡単にできます。
ルートを外れた場合に警告、登山保険への簡易加入といった遭難事故に備えた機能は、初心者からベテランまで幅広く助けになるはずです。
なによりもスマホは殆どの人が所有し、小型化が進んでいるため、山行での携帯が苦にならないことが最大のメリットではないでしょうか。

一方でデメリットとしては、バッテリー切れへの対策が必要であること。バッテリー切れを起こすと使用不能になってしまうことでしょう。
また、機種によっては過酷な山岳環境に耐えられず、その機能を十分に発揮できないこともあります。
なによりも地図アプリの性能に依存し、地図読みの技術の向上が鈍ることは危険です。
どれほど優れた地図アプリも使う人間が機能を活かせなければ宝の持ち腐れなのです。

4.GPS機器があれば地図は不要?

GPS機器があれば地図は不要?

登山専門店などでGPSを販売していることがあります。
それがあれば地図など不要かと思いがちですが、そんなことはありません。
登山で用いられるGPS機器は経緯度を数値で表し、簡易な地図の上に表示してくれるだけで、カーナビのように目的地まで道案内してくれる機器ではないからです。地図の機能を補うものであり、活かすための知識や技術も必要です。

まとめ

地図にも様々な種類があり、適切な使用環境があります。
そして、紙とアプリの地図にもそれぞれのメリット・デメリットがあります。それらを補い合い、十分に機能を発揮させるためには双方を組み合わせることが現状では最良でしょう。
また、いくら高性能な地図を持っていても地図読みの技術がなければ、GPSで現在地を表示されても活かすことはできません。
書籍やwebからの情報による独学に不安や限界を感じたら、講習会やツアーなどに参加してみるのも良いでしょう。
そこでは新たな知見だけでなく、登山仲間も増えるかもしれませんよ。


(品川)

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