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はじめてのテント泊!「山めし」のすすめ

はじめてのテント泊!「山めし」のすすめ

登山に行くと、ベテランらしき人が小さなバーナーとお鍋でご飯を作って食べたり、コーヒーを煎れたりしているシーンを見たことがあるかと思います。なんとも美味しそうに見えますよね。
テント泊登山をすることが決まったら、是非とも山めしに挑戦してみませんか??
おすすめの調理器具や、メニューを紹介します。

1.山めしとは??

山ご飯

登山の際のご飯には、お弁当やパンなどを持参することが多いですが、道具があれば山でちょっとした料理を作ることが出来ます。
せっかくだから美味しい空気の中、温かいご飯を食べたい!と思う方も多いはずですが、ただでさえ重いテント泊の登山、テントや寝袋を背負って更に食材や調理器具を持つのは大変です。

山めしは、いかに軽量にコンパクトに、何より美味しく食べられるかがポイントとなります。

「軽くてコンパクトかつ簡単な山めし」の代表的な物はフリーズドライ食品とアルファ米です。フリーズドライ食品は今種類も豊富で、スープからカレーまでなんでも揃うと言っても過言ではありません。お湯で戻すだけの手軽さと何よりその軽さが人気の秘訣で、今では専門店もあるくらいです。

アルファ米とは、一度炊いたご飯を乾燥させている物で、これもお湯を注ぐだけで食べられる優れものです。主に非常食として販売されていますが、これが山でも大活躍!
普通の白米はもちろん、炊き込みご飯やドライカレーなど味も豊富です。


2.おすすめの山めし調理グッズ

カップラーメン

バーナー&ボンベ

登山でよく使われるのは、シングルバーナーと呼ばれるコンパクトなバーナーと、専用のガスボンベです。一体型と分離型がありますが、コンパクトになる一体型がおすすめです。このバーナーの多くが折りたたみ式になっていて、収納すると10センチ以下に収まります。ボンベも普段お鍋で使うような物より小さく、また安定性の高い形になっているので、風があったり地面が完全な水平ではない野外では大活躍です。

バーナー&ボンベの一例>>(外部サイトにリンクします)

コッヘル・クッカーセット

最初はお湯を沸かしたりインスタントラーメンだけならコッヘル一つで十分です。
コッヘルがあると水を飲むコップになったり、コーヒーを沸かすことが出来たりかなり万能なので一つ持っているといいでしょう。
レベルアップするとしたら、クッカーセットがおすすめです。鍋、フライパンなどがマトリョーシカの様に収納できるクッカーセットは、しまう時もコンパクトになり、料理の幅もぐっと広がります。

コッヘル・クッカーセットの一例>>(外部サイトにリンクします) 


フォークなどカトラリー

折りたたみ式のフォークやシリコンスプーンなどのセットが販売されています。大きめのスプーンはお玉がわりにもなりますし、小さく収納出来るのでおすすめです。

そのほか、キャップ付きナイフや折りたためるまな板などもあると便利ですが、最初のうちはあらかじめ切って持って行ったほうが時短にもなりますし良いかと思います。

キャンプ用品店に行くと、携帯用コーヒーミルから携帯用ワイングラスまで様々なアイテムが揃っているので少しずつ買い集めるのも楽しいですね。



3.初心者におすすめの山めしレシピ

五目御飯

レトルトやインスタントに少しだけ手を加える山めしを紹介します!

1.カップ麺&リゾット
必要な道具 バーナー コッヘル
カップ麺は言わずも知れた山めしNo. 1。登山では汗をかくせいか、塩辛い汁物が異常に恋しくなります。初めて山で食べたカップヌードルは、標高が高く少しぬるいにも関わらず今まで食べたカップヌードル史上最高に美味しく感じました。

そんな最強アイテムのカップ麺を持っていく際の注意点なのですが、地面にスープを捨てないでください。
飲みきれないスープを流してしまう人がいますが、生態系を壊す自然破壊に繋がってしまいます。

だからといってあんなに飲みきれないよ〜という人におすすめなのが、白飯おにぎりを持参して行って、残ったスープで作るリゾットです。

女性の場合は特に、一人でカップ麺+ご飯は多すぎると思うので、ソロだったらミニサイズを買い、二人の場合はヌードルもリゾットもシェアするといいでしょう。

カレーヌードルの残りスープとご飯をコッヘルに入れ、しばらくグツグツ煮込むと美味しいカレーリゾットになりますよ!パルメザンチーズを少し持っていくのもおすすめです。

2.パスタ
必要な道具 バーナー コッヘル+メスティンもしくはクッカーセット

市販のパスタソースと乾麺を持っていけば、山で熱々のスパゲティが食べられます。
あらかじめ水に入れたパスタを持参すれば物の3分ほどで茹で上がります。
パスタは半分に折ってパスタソースも一緒に温めてしまうのが手っ取り早くておすすめです。
インスタントのスープの素も持参すると、茹で汁を捨てずにスープも作れて一石二鳥!
ちなみに、パンを少し持っていくと、クッカーに残ったパスタソースも余すことなく完食することが出来ます。パスタを食べて、残ったソースをパンでふき取る感じです。

少しアレンジしたい場合は、ソーセージや野菜、ベーコンなどをあらかじめ切ってジップロックなどに入れておき、それも一緒に茹でると具沢山になります。なま物を持参する際は、保冷バッグは必須です。足が早い生肉やシーフードは初心者のうちはやめておきましょう。

3.お鍋
必要な道具 バーナー クッカーセット

えー?!鍋!?と思うかとしれませんが、これが意外に簡単です。
あらかじめ野菜などは切ってジップロックに入れておきます。
味付けは、ぷちっと鍋キューブなどを入れてあとは煮込むだけです。
煮込む時間はかかりますが、体が冷える冬登山にはおすすめです。

まとめ

山料理のポイントは、
・材料はあらかじめ切ったものを持ってくる
・なるべくゴミが出ないように工夫(汁系も注意)
・軽い、かさばらない、痛みにくい物をチョイス

とにかくこの3点に注意すれば、快適かつ美味しく山めしを楽しむことができます。
料理は山でも工夫次第で無限大。
はじめのうちは、レトルトやフリーズドライをメインにしておいて、慣れてきたらそこにアレンジを加える「ちょい足しレシピ」も楽しいです。
ベテランになると本格的な料理を山で作ってちょっとしたパーティーのようなことをやっている方も見かけます。
少しずつお気に入りの調理器具を増やしたり、レシピを増やして山めしを楽しんでくださいね!

(summer)

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