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キャンプ用品のレンタルはアリ?ナシ?そのメリット・デメリットを考える

キャンプ用品のレンタルはアリ?ナシ?そのメリット・デメリットを考える

昨今のアウトドアブームで様々なキャンプ場がオープンしました。
高規格なグランピングを楽しめるリゾート的なキャンプ場から、手軽にブッシュクラフトが楽しめるキャンプ場まで、幅広い層が楽しめるキャンプ場が各地に登場しています。
特に最近ではアウトドア用品のレンタルサービスなども充実し、初心者がアウトドアを始めるためのハードルは下がっています。
初心者がアウトドアを楽しむための難問であった道具の問題を解決してくれるレンタルサービスのメリットとデメリットを簡単に解説します。

1.キャンプ用品のレンタルという選択肢

キャンプ用品のレンタルという選択肢

キャンプ用品のレンタルは、キャンプ場でのテントやデイキャンプの利用者に貸し出すバーベキューセット等が主でした。
しかし、現在ではネットでキャンプ用品がレンタルされ、テントや焚火台、アウトドアチェアといったものから、野外で使えるポータブル電源まで借りることができるようになりました。
値段がリーズナブルなセット等も用意され、各種レンタルサービスもキャンプ道具を使う際の選択肢として有力でしょう。

2.レンタルのメリット

キャンプ用品をレンタルすることには様々なメリットがあります。

・安価であること
・保管のためのスペースがいらない
・メンテナンスがされている
・様々な種類がラインナップされている

以上のようなことが主に挙げられますが、これら以外にもアウトドア用品を試してみることができるのもメリットでしょう。
実際に使用してみなければ分からないことも多いので。気になったキャンプ用品をレンタルで試してから、実際に購入を決めるということができます。
また、普段はソロキャンプしかしない、反対にファミリーキャンプしかしない、という人が改めで購入する必要がなく、必要なものだけレンタルすればいいので経済的です。

3.レンタルのデメリット

もちろんキャンプ用品のレンタルにはデメリットもあります。

・人気メーカー・ブランドのものにラインナップが偏りがち
・ヘビーユーザーは購入した方が経済的な場合がある

これらの事柄はデメリットというよりも、どちらかというと自分のキャンプタイルに合致するかという部分に関わってきます。
毎回レンタルするよりも購入した方が経済的なのは、月に複数回のキャンプを行うようなヘビーユーザーでしょう。半年に一回あるいは年に数回というレベルであれば、購入するよりもレンタルの方がお得かもしれません。
ガレージブランドなどの一風変わったユニークなアウトドア用品を使いたい、自分のこだわりを活かしたキャンプを楽しみたい、という場合はレンタルよりも購入した方が楽しめるでしょう。

4.キャンプ用品のレンタルに向いている人

キャンプ用品のレンタルに向いている人

キャンプ用品のレンタルサービスをお得に使えるのは、ライトユーザーでしょう。
特にファミリー層はレンタルの利用がおすすめです。
年に一回程度のイベントとしてのキャンプであれば、高価なファミリー向けテントや寝袋を人数分購入するよりも、レンタルしてしまった方がお得です。
子どもの成長に伴って家族揃ってキャンプに行かなくなりキャンプ用品を持て余す、という話も耳にします。それならばいっそのことレンタルで揃えてしまえば、保管・メンテナンスの手間がかかりません。
また、子どもの成長に合わせたキャンプ用品をレンタルすれば、買い増す必要もなく経済的です。

5.キャンプ場で貸与されるレンタルとの違い

キャンプ場で貸与されるレンタルとの違い

キャンプ用品のレンタルは、ネットなどを介して行われるレンタルサービスだけでなく、キャンプ場が行っているレンタルがあります。
その違いは、

・レンタル可能総数・
・ラインナップの幅・
・返却期限
・返却方法

以上のようなことが挙げられます。
レンタル可能総数に関しては、あくまでもキャンプ場でのレンタルはオプションですので、保有数は専門のサービスに比べると少なく、ラインナップも少なくなるのも当然です。
また、ハイシーズンは全て貸し出してしまい、借りられない場合もあり得ます。
キャンプ場でのレンタルは、チェックアウト時にそのまま返却が可能で、手間がかかりません。
一方で専門のレンタルサービスでは、レンタル期限に数日の猶予を持たせています。
それはキャンプの前日あるいは当日に商品が到着し、キャンプが終わってから返却を行うためです。返却に関しては方法だけでなく、送料の要・不要についてもサービスを提供する会社によって違うので、確認が必要でしょう。

6.借りる場合は返送の手間もポイント

借りる場合は返送の手間もポイント

レンタルサービスを利用する場合には、返却の手間についても調べておく方がいいでしょう。
その際にチェックするポイントは、

・返送方法
・送料
・レンタルした商品の清掃が必要か
・破損した場合の対応
・返却を忘れてしまった場合の対応
・店舗へ直接返すことができるか
・忘れ物の対応

これらのことを基本的な事項として確認しておきましょう。
特に返送の方法については、受け取った時と同じ箱に詰め直すだけでよいのか、別途専用の入れ物が同梱されているのか、と商品によって違う場合などもあるので慎重に確認しましょう。
利用する運送会社によってはコンビニなどで簡単に返送することもできるので、そのあたりもチェックしておくと利用後に手間がかかりません。
また、キャンプ用品の破損等の対応についても様々な形態があります。
保険への事前加入あり、通常使用の範囲であれば弁償の必要なしなど、各種レンタルサービスによってまちまちですので、忘れずにレンタルサービスのサイトなど確認をしましょう。

7.気に入ったキャンプ用品の買い取りサービス

気に入ったキャンプ用品の買い取りサービス

一部のレンタルサービスでは、使用して気に入った商品を購入できるサービスを行っています。中古品でも気にしない方には非常におすすめです。
通販でスペックだけ確認して購入するよりも、実際に使用感などを確認してから購入できるので安心できる点も魅力です。
当然中古品扱いなので、店頭価格よりもリーズナブルになっている点も嬉しい所ですが、全ての商品が購入対象になっているとは限らないので、レンタル前に確認が必要です。
また、購入方法もサービス会社によって違うので、確認してから購入手続きを行いましょう。

まとめ

自分のキャンプスタイルに合うものをレンタルしたり、あるいはスタイルに合わないものはレンタルで賄ってしまったりと、レンタルサービスの利用方法は、その人にキャンプスタイルによって変わります。
また、ピンポイントなレンタルだけでなく、セットでキャンプに必要なものを全て借りることも可能です。
初心者からベテランまで、レンタルサービスを使いこなせれば、キャンプをより楽しく、快適なものにすることができるでしょう。


(品川)

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