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初めての富士山挑戦!そのための持ち物を紹介します

初めての富士山挑戦!そのための持ち物を紹介します

ついに7月となり、富士山が山開きを迎えました。 今年こそ富士山への登頂に挑戦したい!と意気込む方も多いのではないでしょうか? 登山では事前の準備がとても大切です。 例えば、装備に関することでは、点検や忘れ物がないかといったチェックまで、色々と必要になってきます。 特に初めての方は、「何を用意すればいいのか、分からない」という方もいるかもしれません。 今回のコラムでは、そんな初心者の方に用意してほしい「持ち物」について紹介します。

1.富士登山に必要なもの

富士山は日本で最も高い山。
五合目まで専用のシャトルバスで行けるとはいえ、それでも3000m以上の標高の山に登ることになります。
夏の富士山は高度な登山技術を必要としないと言われていますが、あくまでもきちんとした装備と最低限の体力がある方が安全登山をできるということでしかありません。
まずは富士山に登るために必要な持ち物を一覧にして紹介します。


レインウェア
上下セパレート型、防水透湿性素材の登山用必須。
登山靴
足首をカバーするミドル又はハイカットタイプ推奨。
ソックス
厚手で速乾性素材のもの。
ザック
28~35リットル程度。
ザックカバー
完全防水ではないので、モバイルパッテリーなどの濡れて困る者はジップロック等を利用。
ヘッドランプ
日帰り登山の場合も登山には必須。電池残量に注意!
ストック
足腰の負担軽減に。
防寒着(フリース)
フードのない、前開きタイプ。
防寒着(その他)
ダウンジャケット、ニット帽、ネックウォーマー。
機能性タイツ
筋肉疲労軽減。
機能性アンダー(下着)
吸水・速乾性素材のもの(化学繊維)。
膝サポーター
膝に不安のある方。
ズボン(トレッキングパンツ)
ストレッチ素材、防水性・速乾性のもの。ジーンズ厳禁!
ショートスパッツ(ゲーター)
雨対策。また、靴の中に砂利や小石が入るのを防ぐためにも使える。
シャツ
防水性・速乾性素材のもの(化学繊維)。ケガ防止・日焼け防止に長袖がおすすめ。
手袋(保護、紫外線対策用)
軍手で代用する場合は、2~3枚用意(濡れた場合の交換用)。

・基本的にはザックの中に収納している持ち物

水・スポーツドリンクなど
1ℓを目安に用意し、不足分は山小屋で購入しましょう。
小銭(100円玉)
山中のトイレはすべて有料のため、100円玉が必要。3000円程度用意。
行動食
歌舞伎揚げ、かりんとう、塩分チャージ、キャラメル、ドライフルーツ等。
日焼け止め
紫外線対策。日焼けは疲労の元!汗に強いタイプを。
着替え
シャツ、靴下等の肌に直接触れるもの。
トイレットペーパー
トイレ用、その他。※ジップロックに入れて用意。
ウェットティッシュ
除菌できるタイプ。
救急用具
常備薬、絆創膏、虫除けなど
ビニール袋(ゴミ袋)
荷物の防水用やゴミ持ち帰り用など数枚用意。
健康保険証
緊急時用に、健康保険証又はコピーを用意。

以上のものが富士山に登る場合に必要になるものです。
「ジャージやスニーカーで登っているのをSNSとかで見たことあるし、必要ないんじゃないの?」と思っている方も多いのですが、安全登山という視点からはおすすめできません。
登ったら無事に下山するまでが登山です。 例えば富士山は3000mを超えるため、真夏でも山頂の気温は11月の平均並み。
さらに朝晩は冷え込み、5度以下になることも珍しくないという環境なので、フリースなどの防寒装備は夏の富士山では必須なのです。
これらの持ち物の中で携行しなくてもよい物を強いて挙げるとすれば、ストックと膝サポーターぐらいでしょうか。
どちらも普段から運動をしている健脚の方であれば「必ず必要」とは言えない装備です。
しかし、高地では疲労や高山病などで思わぬ怪我に繋がる可能性もあるので、やはり初心者は怪我防止のためにも持っておくと安心でしょう。

2.レンタルも選択肢のひとつに

いくら富士登山に必要とはいっても、これら全てを購入しようとすると5万円から10万円の出費になります。
二度目があるかもわからない登山に、そこまでの出費を躊躇うのは当然でしょう。
そこで安全登山のための選択肢の一つとして考えたいのがレンタルです。
例えばこのコラムが掲載されているやまどうぐレンタル屋では、登山に必要な基本的な装備を人揃え安価でレンタルする初心者向けの12点セットなどがあります。
その他にも山小屋泊は初めてという方が山小屋泊に対応できるサイズのザックをレンタルしたり、登山靴やザック、レインジャケットといった基本的な装備を持っている方が不足分をピンポイントでレンタルしたり、と色々な利用方法があります。

3.やまどうぐレンタル屋の便利なシステム

やまどうぐレンタル屋は全国配送に加え、富士山の登山口(五合目)であれば、吉田ルート五合目店と富士宮五合目の2店舗、河口湖インターから車で2分の河口湖店、JR新宿駅から徒歩5分の新宿店と4店舗あります。
しっかりと事前に準備したい方は事前に配送で受け取り、店舗で返却すると身軽な状態で自宅に帰れます。
とにかくお得にレンタルしたい方は、店舗で受取、返却の手ぶら割がおすすめです。
配送であれば使用開始日の5日前、店舗では使用開始日の7日前から受け取れ、サイズ交換が必要な場合は配送でも店舗でも可能なので安心です。
使用開始日の前日までの連絡ですと、キャンセル料はかからないのも嬉しいところです。

4.持参する必要があるもの

「レンタルも選択肢に」と前述しましたが、レンタルできないものも当然あります。
水や行動食、トイレットペーパー、日焼け止めといった消耗品、肌着、救急用品などです。
特に肌着は綿のものは避けて吸汗・速乾性に優れた化繊のものにしましょう。 少々値が張るかもしれませんが、登山用かスポーツ用のものを着ているとかなり体が楽ですし、なにより登山以外にも使い道は沢山ありますから購入しても損はないでしょう。

まとめ

富士山に挑戦するために必要な持ち物を紹介しました。
紹介したものは富士登山だけでなく、登山全般で必要になるものでもありますので、登山を趣味として続けるなら少しずつ揃えてみてください。
その際に注意点が一つ! 登山では荷物の重さがリスクになり得ます。
重たい持ち物を長い時間背負っていると疲労が倍増しますし、重たい荷物で体が振られて転倒や滑落の危険もあります。
必要なものを厳選し、しっかりと事前に準備した上で雄大な富士山への登山を楽しみましょう!

(品川)

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