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次の夏は富士山に挑戦!装備と服装のおすすめ

次の夏は富士山に挑戦!装備と服装のおすすめ

次の夏、富士山に挑戦しようと思っている方、
富士山に登るにあたって、持ち物、着るもの等迷うことが多いかと思います。
今日は、富士山登山の必需品、持っていった方がいいもの、
衣類関係などについて紹介したいと思います。

1.富士山はどんな山?

富士山はどんな山

富士山は、知っての通り日本一高い山。なので難易度高めかと思う方も多いかと思いますが、
実は初登山で挑戦する人も多い、初心者も上級者も混在する山です。
というのも富士山は、日本有数の観光地なので、海外からの観光客も多く、ツアーなどもあるようです。

だからといってもちろん簡単に登頂できるというわけではありません。

私の感想では、「初心者でも登れる!けど心の準備と装備が必要」という感じです。
全面的に足場が悪く落ちたら終わりという箇所ももそこまでなく、遭難する可能性もほぼなく、
後半は岩の道をひたすらクネクネと歩いて行くので初心者向けと言ってもいいと思います。

ですが、登山口の五合目から頂上まで約5km〜10kmの道のり、
標高差は1番少ない富士宮ルートで1472m、1番標高差がある御殿場ルートだと2336mにもなります。
とにかく長く、どんどん気温が下がり、酸素も減ります。ペース配分を誤ると高山病になりやすく、
気温や天気に合わせたレイヤリングが必要になってきます。
そういった意味で、心の準備と装備の準備が大切になってきます。

2.富士山では何を着ていけばいいの?

富士山では何を着ていけばいいの?
まず、富士山に登るのは夏です。
五合目でもかなり標高は高く涼しいですが、歩いていればそれなりに暑いし、かなり汗もかきます。
1番下には速乾性のTシャツなどがおすすめです。
私の場合はいつも、速乾性のTシャツの上に風除けになるゴアテックスの薄手防水ジャケット。
ジャケットは腰に巻いておいて 暑くなれば脱ぎ、寒くなれば着るというのを繰り返します。
めんどくさがって脱ぎ着しないのはあまりおすすめしません。
何故なら、必要以上に汗をかくことも、汗が冷えて寒くなっているのに上着を着ないことも、
体力を奪う要因になるからです。 少しでも体にストレスを与えないようにすることが体力温存のコツだと思います。

下は、登山用スパッツの上に女子はスカートやショートパンツの人が多いです。
スパッツとお尻の間にタオルを一枚挟んでおくと、スパッツがビショビショにならずに済みますよ!
男性は雨除けにもなるパンツがおすすめです。

3.下は夏、上は真冬の気温

下は夏、上は真冬の気温

標高が上がると共に気温はどんどん下がります。
リュックの中に、雨具と、重ねていけるものを3枚ほど入れておきます。
私の場合、長袖シャツ、フリース、そして頂上あたりではスノボウェアです。
そう、雪山で着るスノボウェアです。夏なのに?
と思うでしょうが、富士山の頂上は真夏でも0度〜5度くらいの極寒。
真夏に真冬を味わえます。

初めて富士山に登ったとき、海外からの観光客の方が頂上でタンクトップで震えていたのを覚えています。
外国人向けのガイドブックにどう書いてあるのか不明ですが、
わりと薄着の方が多いイメージです。サンダルで来ている方もいますし。

皆さんは、しっかり防寒してくださいね。
もう一度言います。夏ですが、頂上は極寒です。

UNIQLOの小さく畳めるダウンなどもおすすめです。
私も念のためいつもリュックに入れておきます。

〇合目ごとに山小屋があるので、休憩を兼ねてそこで重ね着していきます。
もし雨が降った場合、雨の富士山は雨風が直撃するのでかなり体が冷えます。
今までの私の富士登山はいずれも天候に恵まれましたが、風の強い日もあり、
それだけでかなり体温を持っていかれた記憶があります。

なので、一枚多く持っていくくらいでちょうどいいかと思います。

4.富士登山の必需品各種!

富士登山の必需品各種!

・登山靴&靴下

これはきちんと選びましょう!富士山は長丁場なので、合うものでないと足が痛くなったり大変なことに。靴下は厚手のもの。

 

・リュック

富士山は重ね着の服がかなり入るので、30リットルくらいのリュックがベストサイズ。

(もう何度も登っているような熟練の方はもう少し小さい)

もともと付いたものがほとんどですが、ザックカバーも必ず用意しましょう。

 

・帽子、サングラス、日焼け止め

山の日差しは強いので特に女子はSPF50をガンガン塗って下さい。風が強い場合に備えて、帽子は紐付きの物か、脱げにくい物をお勧めします。

 

・地図

Googleマップでいいと思ってる人、たとえWi-Fiを持っていても携帯の充電、一瞬で減っていきます。紙の地図を持ってた方がいいです。

 

・タオル3枚くらい

タオルは万能選手!首に巻いておけば、汗も拭けるしマフラーにもなります。

 

・ティッシュ

大抵の山小屋のトイレはトイレットペーパーも常備されたバイオトイレですが、念のため溶けるティッシュを持参した方がいいでしょう。

 

・薬とテーピング

自分の心配に合わせた薬(頭痛持ちなら鎮痛剤、お腹下しやすい人はお腹の薬)

テーピングは、もし途中で足を痛めた場合、応急処置で使います。

 

・水

私は500mlのペットボトルで4本ほど持っていきます。(水と、スポーツドリンク2本ずつ)

富士山には山小屋も点在していて、もちろん水分も売っていますが、標高に比例して値段も上がります。

8.5合目ではなんとビールと水が同じ価格!なんてことも。

体力を考慮して荷物軽めに行きたいという人は、各山小屋で購入するのもいいですし、大丈夫そうな人は2lくらいは持参した方がいいかと思います。

 

 

・行動食

登山しながら合間にもぐもぐ食べる用の食べ物を「行動食」と呼びます。

お菓子や片手でサッと食べられるものが主流で、皆が多く持っていたのが、コンビニなどにも売っているカリカリ梅。梅のクエン酸が疲労回復に役立ちます。

汗をたくさんかくので、塩飴や塩タブレットも人気です。

 

・ヘッドライト

御来光目当ての人は必須。日帰りでも帰りが暗くなることもあるので持参してください。

電池がちゃんと入っているか、確認しましょう!

 

・保険証、免許証

万が一怪我したときなどの為。

 

・お金(小銭)

富士山のトイレは有料です。100円玉が思いの外たくさんいるので用意しておきましょう。


5.必需品とまではいかないがあったほうが断然いい物各種!

・ストック(ポール)

二本の杖みたいな棒。あれがあることにより四つ足歩行になるので足の負担が軽減されます。

特に下りはかなり楽でした。

 

・砂除けスパッツ

富士山は砂地が多いので、特に砂走りのコースがある須走と御殿場ルートは必須。

靴に砂が入って不快な思いをしなくて済みます。

 

・携帯のバッテリー、電池式充電器

山はなぜか携帯の充電がすぐになくなります。

仲間内で連絡が取れなくなったりしないよう、一応持っていると安心です。

 

・汗拭きシート

メンズのスースーするものがおすすめ。砂埃を浴びたり、汗でドロドロな体が一瞬でサッパリする最強アイテムだと私は思っています。

必需品とまではいかないがあったほうが断然いい物各種!


こう見るととてもたくさんの装備が必要かと思われますが、
レンタルで賄える物もたくさんあるので、
上手に使って気軽にぜひ日本一の山に挑戦してみて下さいね!



(summer)

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